日本海を眺めながら漁火街道ドライブ
福井県のほぼ中ほど、越前海岸に沿って走る国道305号線は「漁火街道」と呼ばれ、美しい日本海を眺めながら快適にドライブできる道が続いている。
県庁所在地の福井市やメガネで有名な鯖江市など県内の主要都市を貫く国道8号線はトラックなどの急ぎの移動には都合がいいだろうが、自分たち夫婦のようなのんびりとしたドライブ旅行であれば、こちらの道を行ったほうが絶対にいい。
実際そんな観光客が多いのだろう、街道沿いには数多くの海の幸を味わえる店が並んでいるが、人口の多い関東地方とは違って平日は閉まっていたりメニューが限定されている店もあったりして、かといっていかにも観光客相手という感じの店もイヤなので、店が見えて来ると速度を落として様子を伺いつつ街道を進み見つけたのが、今回紹介する「海の幸 食処 えちぜん」だ。
漁港に面して建つ「海の幸 食処 えちぜん」
「海の幸 食処 えちぜん」は漁火街道のちょうど真ん中あたり、鯖江市のほぼ真西の海沿いにある。
住所:丹生郡越前町小樟3-81
TEL:0778-37-1020
WEBSITE:https://kani-echizen.jp/
この一帯は海沿いに小さな漁港がいくつも並んでいるが、店は小樟(おこのぎ)漁港という港に面している。
店は街道に面しており、大きな看板も出ているので見逃すことはない。
自動車は店の両脇周辺に止めることができる。
外観は、普通の一軒家を改造したような感じだ。
巨大越前カレイにビックリ!
店は結構な広さがあり、入口正面と左手に広間がある。
テーブル席はないが、一部は掘りごたつ式になっているので、座るのが苦手な人はそちらを利用するといいだろう。
席につくと店員さんがメニューを持って来てくれるが、壁に本日のおすすめ料理が書かれたボードが掲出されているので見逃さないようにしよう。
ロケーション的に店のイチオシは越前ガニのようだが、自分が訪れた時期は旬(12月から2月)ではなかったのでパス。
かわりに、店員さんから「本日は5尾限定で残りひとつだけ」との案内があった越前カレイの姿造りにご飯セットをつけて定食をオーダー。
自分のすぐ後に来た地元の人と思われるお客さんがやはり越前カレイをオーダーして、たった今売り切れになったと言われてガッカリしていたので、たぶん人気は高いのだろう。
しばらくすると料理が運ばれてきたが、カレイを見てビックリしてしまった。
で、デカい……
カレイは砂地の海ではとてもポピュラーな魚で東京でもしばしば食する機会があるが、こんなに大きいのは見たことがない。
福井県のサイトによれば、越前カレイは「アカガレイ」と呼ばれる種で肉厚でふっくらとした身は引き締まり、旨味がギュッと閉じ込められて最もおいしい食べ方が刺身だとのこと。
福井県が自慢(?)する通り、そして写真を見てもわかる通り間違いなくとびっきり肉厚で、これほど食べ応えのあるカレイは初めてかも。
皮をちゃんと素揚げにしてくれたのもうれしい。
ご飯セットとしてついて来た白子の煮物や酢の物もしっかりおいしくて、大満足だった。
福井市で泊まるなら「ホテル リバージュアケボノ」がおすすめ
ここ「海の幸食処えちぜん」で食事をした時は、大阪の堺から福井までのドライブだったのだが、福井での泊りは「ホテル リバージュアケボノ」。
福井城の南西すぐ、福井駅からだと真西に700~800mほど行った足羽川沿いに建ち、チェーンではないので部屋の造りもゆったりしていて居心地がいい。
さらに最上階には大浴場も備えており、全面ガラス張りの窓からは足元には足羽川とすぐ近くの橋の上を通る市電が、遠くには足羽山や白山連峰まで眺めることができリラックスした時間を過ごすことができる。
朝食は、地元の素材を使い伝統的調理法で作ったお惣菜「お幸ざい」が釜炊きした福井産100%のコシヒカリのご飯ととともに楽しめる。
駐車場もホテル内に十分あり、特に自分のように自動車のハンドルをにぎって福井を訪れる観光客にはおすすめのホテルだよ。
★お好きなバナーに、応援のワンクリックをお願いします!★
コメント