タイのチェンマイに住むガネッシュが、一時帰国で再発見した日本のすばらしい場所を紹介します
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【東京で食べる】ミシュラン・ビブグルマン選出! 元酒屋がやっている八丁堀のビストロ「レトノ」

東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノ 東京都
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元酒屋が経営、ミシュラン・ビブグルマン選出のビストロ

現役時代に関わっていた、とあるプロジェクトの方々が「日本に一時帰国するタイミングで集いましょう」と言ってくださり、席を設けてくれた。

プロジェクトがあったのはもう13年前、自分がハッピーリタイヤしてからももう10年も過ぎていて、チェンマイ(タイ)に移り住んでしまい普段は会うこともない。

にもかかわらず、いまだに一時帰国のたびにこうして声をかけてくださるのは本当にありがたいことだ。

プロジェクトのメンバーはマスコミ系の仕事に就いている方も多く、旬の店や評判の高い店をいくつもご存じで毎回素敵な場所をセッティングしてくれるのだが、この時は八丁堀にあるビストロ「レトノ」を予約してくださった。

店のサイトによれば、前身は1923(大正12)年に創業した「入船屋酒店」で、2010年4月にモダンビストロ&ワインショップ「レトノ」になったらしい。

元々が酒屋だったことを活かし、地下に70平方メートルを越えるワインセラーを完備し自社輸入したワインなどを豊富に取り揃えているという。

店名のレトノはフランス語の「Les=英語のtheにあたる定冠詞」「Tonneaux=樽」で、直訳すれば「The樽」ということだろうか。

酒類だけでなく料理にも大変力を入れており、「ミシュランガイド・東京 2017年版」でビブグルマンに選出されているという。

【参考:ビブグルマン(Bib Gourmand)とは】
「Gourmand」はフランス語で欲張り・食いしん坊といった意味、Bibはミシュランのマスコットキャラクターであるビバンダム(Bibendum)の愛称に由来する。「ミシュランガイド」に導入された評価指標で従来の星(3つ星、2つ星、1つ星)の評価からははずれるものの、安くておすすめできる店舗に与えられる印である。
出典:Weblio辞書

これは期待できるぞ~

最寄り駅は八丁堀だが、5駅利用可でアクセスよし

「レトノ」は、ロケーションとしては八丁堀になり、東京メトロ日比谷線とJR京葉線の八丁堀駅が最寄となる(徒歩2分)。

住所:中央区八丁堀2-8-2
TEL:03-6228-3138
WEBSITE:http://www.lestonneaux.com/

だが、ほかに都営地下鉄浅草線宝町駅から5分、東京メトロ日比谷線と東西線の茅場町駅から6分、メトロ有楽町線新富町駅から7分、銀座線京橋駅からなら8分といずれも徒歩10分以内でアクセス可能だ。

さらに、JR各線と東京メトロ丸の内線の東京駅(八重洲口)からも11~2分で、ブラブラ散歩がてら歩くのにもちょうどよい距離だ。

広くはないが高い天井の店内で居心地がいい

店は平成通り沿いにあるが、繁華街というよりはオフィス街の中にあり、夜は周囲にポツポツとおしゃれな感じの店が点在しているという感じだ。

小ぶりのレンガ色のビルの1階が店舗となっている。

東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノ外観
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノ店舗概観

店内はそれほど広くはなくテーブルセッティングも余裕があるとは言いがたいが、高~い天井が解放感たっぷりの雰囲気を演出しているのがよい。

東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノの店内

エッジが効いた料理はボリュームもたっぷり

「レトノ」は、ビストロとは名乗ってはいるものの、フレンチにこだわってはいないようだ。

店のサイトには

フレンチとイタリアン、老舗からコンテンポラリーまで、長年高級レストランで鍛えられたオーナーシェフ和田倫行が、これまでのクラッシック~難解モダンフュージョンまでに渡る料理の経験をいかし、独自のスタイルで新たなビストロメニューを展開します。

と記されており、実際いわゆるビストロ・フレンチにこだわらずイタリアン、スパニッシュなど、酒に合う居酒屋(=ビストロ)料理をシェフが自分なりのアレンジを適度に加えて出しているように思った。

この日は大人数での会食だったので、レトノをたびたび利用しているという幹事の方がお店と相談してアレンジしてくれたコースメニューだったが、アヒージョやカルパッチョ、ラムローストからキッシュ、ペンネとヨーロッパをあちらこちら行ったり来たり、という感じでとても楽しかった。

そして、さすがミシュラン・ビブグルマンを受賞しているだけあって、しっかりとしたベース(基礎)に裏付けされた上にほんと少しだけ変化を加えた料理の味は、どれも十分満足のいくものであった。

また、自分は東京(日本)に限らず普段住んでいるチェンマイ(タイ)でもパンがおいしいかまずいかがこの手の店の評価を下す際の重要なポイントのひとつなのだが、この「レトノ」はその点でもレベルが高かった。

しかし、自分が一番感心したのは、料理のボリュームがたっぷりだったこと。

特に日本だと、見た目ばかりにこだわり大きな皿に料理はほんのちょこっとしか盛られておらず「客にいっぱい食べられて、味のアラが分かっちゃうのを怖がってるんじゃないの!?」と思ってしまうような店も多い。

が、この店はどの料理も量が多くものすごく好感が持てた。

料理が少量なら、一口め、二口め……と食べ進むことができないので味をごまかすことが可能だが、このレトノのように量を多く出すということは逆に自分の腕に自信がないとできることではないからだ。

実際、どの料理もしっかり味わうことによってシェフの力量の高さも十分感じることができた。

東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのツナマリネ
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのカルパッチョ
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのパン
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのアヒージョ
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのサラダ
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのラムロースト
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのキッシュ
東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのデザート

また、ワインも店員さんが事前オーダーされた料理とはまったく別に、おそらく普通のお客さんに対するのと同じようにキチンと説明して選ばせてくれたほか、サービスもしっかりしていたのもよかった。

もっとも、会食だったのでじっくりワインを味わう、というよりもカパカパ飲んでしまったのだが(笑)

東京八丁堀の元酒屋がやってるビストロ、レトノのワイン

ウィークデイでも予約は必須

今回はグループの会食だったのでコースで料理をいただいたが、それでこのレベルの高さであれば、何を食べてもきっと間違いないだろう。

自分は日本に住んでいないので、この店に限らず「また次」と言っても機会がなかなかないのは残念だが、もし日本にずっといるならたぶん月イチくらいで通っていると思う。

コスパ的にも、東京広しと言えどもなかなかこれだけの店はそう多くはないのではないか。

一口サイズの料理のオンパレードで、かっこうばかりつけているビストロ(東京にはそんな店が本当に多い)には爪の垢を煎じて飲ませたいものだ。

ミシュラン・ビブグルマンを受賞しているだけあって超人気店らしく、ウィークデイでも予約は必須のようだが、それもうなづけるだけのレベルの高さだと思うよ。

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