乃木坂の路地の行き止まりにある隠れ家フレンチ
六本木や乃木坂には星の数ほどレストランはあるけど、日本に住んでいる時からあまり行く機会のあるエリアではなかったし、今のようにタイに住むようになってからはますます足が遠のいていた。
が、一時帰国した時に現役時代からのお友達から「久しぶりにいて座(生まれ)の会をやりましょう」と声をかけていただき、店も予約してくれた。
で、ウキウキしながら向かったのは、フレンチの「レソール(L’ESSOR)」という店。
住所は六本木で店のウェブサイトにも六本木と書かれているが、一番近いのは地下鉄千代田線の乃木坂駅で徒歩5分ほど、六本木駅は都営大江戸線からだと7~8分、日比谷線からだと10分近くかかる。
店は路地をかなり入った突き当りにあり、わかりにくい。
外苑東通り(都道319号線)を乃木坂からなら南、六本木交差点からなら北に向かい東京ミッドタウン西交差点の北(乃木坂寄り)にある路地を西に入り、突き当ったら右に折れる。
路地はすぐに行き止まりとなるのだが、その手前右側だ。
ビルの1階にあり大きな看板などもないが、フランス国旗が入口ドアの脇に掲げられているのが目印になる。
店の外観に比べると、店内は広く感じる。
入ってすぐ右側にオープンキッチンとカウンター席、左手にはテーブル席がある。
ランチタイムでも照明は控えめで、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
今回は、キッチンがよく見えるカウンター席での食事だった。
エッジが効いていてボリュームもある料理
今回はランチでの利用で、オーダーもお友達におまかせだったのだがおそらくコースメニューだろう。
テーブルの上には、料理名の書かれた紙が置かれていた。
まずは食前酒から
お友達が予約の時にアレンジしてくれたのだろう、アニバーサリーの特別なプレートも用意されていた
料理はどれも素材のよさを生かしつつエッジの効いた味に仕上がっていた。
ランチだからといって過度なコスト管理をすることもなく、どの料理もしっかりとボリュームのある点も好感を持てた。
都心のフレンチというと、見た目だけはたいそう美しくて映えるけど肝心の料理は味をじっくり楽しむことのできないくらいの量しかない、なんてことも多いからね。
アミューズブーシュ:セロリの冷製スープ仕立て
前菜:5種のジャガイモのモザイク テリーヌ仕立て
魚料理:真鯛のオーブン焼き ヴィネグレットメリディヨナール
肉料理:牛ヴァペットのロティ 軽くクレメしたソースヴァンルージュ
デザート:ホワイトチョコレートのガトー仕立て 自家製ソルベ添え
サービスがもう少し丁寧ならなおよかったのだが……
料理はすばらしく、久しぶりに現役時代のお友達と会って楽しいひと時を過ごすことができたのだがサービスには少し問題があった。
2人で店に入ったのになぜか上着は一人分しか預かってもらえず(なのでイスの背もたれにかけた)、料理によっては皿を音を立てて乱暴にテーブルに置かれ料理の向きがおかしいのに直そうともしない。
この日は(たぶん連日)満席だったので色々と焦っていたのかもしれないが……料理はかなりのレベルなのにもったいないと思う。
こういうところで料理の印象もだいぶ変わったりするからね。
なので、もし友人知人から「デートとか大切な接待とかで使うのですがどう思いますか?」と聞かれたらおすすめするのをちょっと躊躇してしまうかも。
ともあれ料理の味は間違いないしコスパは抜群だと思うので、そういうところに気を使わなくてよい人とのランチだったらぜんぜんOKだよ。
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