現役時代の仲よし女子たちと飯田橋へ
現役時代の仕事仲間だった女子のみなさんから「日本に戻っていらっしゃる間に一度会いましょ~」と声をかけていただいた。
日本に住んでいた頃は月1回以上の頻度であちらこちらにおいしいお酒と食事をしに行っていたのだが、チェンマイ(タイ)に移り住んでもこうして一時帰国するたびに誘ってもらえるのは本当にうれしいし、ありがたいことだ。
自分はほとんど日本にいないのでお店はおまかせしていたら、飯田橋にある「牡蠣ビストロ貝殻荘」というお店を選んでくれた。
近年、チェンマイ(タイ)でも生ガキはニュージーランドなどからの輸入ものを含め一般的になってはいるが、自分はあたるのが怖くてほとんど食べたことがない。
というか、タイ人に人気のある火が通った牡蠣オムレツ(オースワン)ですら、基本的には食べないようにしている。
まあ、こちらは異常に油をいっぱい使うので身体によくなさそうだから、という理由の方が大きいのだが。
「う~、久しぶりの生牡蠣はうれしいなあ」と期待に胸をふくらませて店に向かった。
すっかり様変わりしていた飯田橋西口界隈
店は、JR飯田橋駅西口を出た正面にあるビルの中にある。
TEL:03-6261-5958
WEBSITE:https://www.facebook.com/kaigarasoukakibistro/(Facebook)
以前、東京逓信病院に通っていたことがあるのでこのあたりは何となく土地勘はあるつもりで駅の改札を出たのだが、すっかり景色が変わっていてびっくり。
![飯田橋にある大規模複合施設ビル、飯田橋グランブルーム概観](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_184830.jpg)
「飯田橋グラン・ブルーム」という名のオフィスや商業施設、住宅が入った大規模複合ビルがドーンと建っていて、店はその中のショッピングモール部分である「飯田橋サクラテラス」にあった。
このビルがオープンしたのは2014年10月で、自分はその1年半ほど前に日本を離れてしまって、それ以降飯田橋に来る機会がなかったのでぜんぜん気がつかなかったと思われる。
お濠の反対側の神楽坂には時々来ていたのだが……
シンプルなインテリアで落ち着ける店内
店は、上記の通り「飯田橋サクラテラス」というショッピングモールの2階にある。
一軒家レストランではないのでそれほど店内は凝ったインテリアではないものの、席と席の間はゆったりと間隔がとられており、壁一面にワインのボトルが並んでいたりしてゆったりとくつろぐことができる感じだった。
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のインテリア](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_185439.jpg)
この日は女の子が席を予約しておいてくれたのだが、テーブルの上にはこのようなウエルカムボードも置かれていた。
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のウエルカムボード](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_202215.jpg)
自分が一番最初に店に着いたので、お相手が来るのを待つ間メニューをチラチラと眺めたが、大きな写真つきでわかりやすい。
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のメニュー](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_191540.jpg)
牡蠣はもちろんだが、他の料理もおいしい!
しばらくすると女の子たちが到着し、楽しい食事の始まり。
注文も基本的に彼女たちにおまかせだ。
ワインは、ヴィッセル神戸のイニエスタが所有するワイナリーのものだという白ワインだった。
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘の白ワイン](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_200126.jpg)
おもしろかったのは、一番最初にオードブル(お通し)的にエクレアが出て来たところ。
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のウエルカムボード](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_192228.jpg)
もちろん中にクリームが入っていたわけではなく、エンドウ豆のグリーンソースがかけられていた。
こういう意外性のあるものを注文した料理の前に出してくれるところはとても楽しくていいアイデアだと思う。
メインの牡蠣は「生牡蠣食べ比べ盛り合わせ」
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘の生牡蠣食べ比べ盛り合わせ](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_192859.jpg)
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘の生牡蠣食べ比べ盛り合わせの牡蠣](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_194223.jpg)
石川県や長崎県など、日本の3地方から取り寄せた牡蠣が大皿に盛られていた。
日本各地を旅してきて色々な場所で生牡蠣は食べて来たけれど、このように離れた地方のものをいっぺんに食べ比べはしたことはない。
店員さんが説明をしてくれたのだが、種類が違うので大きさも味もまったく異なっており、一口に生牡蠣と言ってもこれだけの違いがあるというのは改めて新鮮な驚きだった。
このお店はその名の通り牡蠣がウリなのだが、ほかのどの料理もなかなかの出来ばえだ。
チーズをふって食べる、シンプルなリーフサラダ
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のリーフサラダ](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_193229.jpg)
トリュフ風味のポテトフライ
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のポテトフライ](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_200004.jpg)
魚介と季節野菜のブイヤベース
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のブイヤベース](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_201237.jpg)
魚介の出汁が出ている濃厚なスープ、それをたっぷり吸った野菜の取り合わせが抜群の味だった。
ブイヤベースで、ここまでしっかりとした濃いスープを飲んだのは初めてだったかも。
シメ的な感じでいただいた貝殻荘の魚介パエリア
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘の魚介パエリア概観](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_202145.jpg)
しっとりと魚貝の風味を吸い込んでいるのにベチャッとしておらず、むしろ少しパラついた感じに仕上がっているのがよかった。
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘の魚介パエリア](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_202918.jpg)
最後は本日のデザート盛り合わせ
![飯田橋にある牡蠣ビストロ貝殻荘のデザート盛り合わせ](https://ganesh-style.com/wp-content/uploads/2020/08/P_20190527_210010.jpg)
気軽に牡蠣や魚介が楽しめ値段も手ごろ
東京だったら、生牡蠣を食べさせる店などそれこそ数えきれないほどあるだろうが、この店のように色々な種類を取り揃えていて食べ比べのできる店はそう多くはないだろう。
その意味でも面白いし、牡蠣以外のさまざまな魚介料理も自分がいただいたものはどれもレベルが高く感じられたし、ワインも種類が多く料理に合わせて楽しめた。
全般的に手ごろな値段で店の雰囲気もカジュアルで肩のはるようなところがなく、気軽に牡蠣や魚介料理を楽しめるビストロだ。
飯田橋でビストロ、ということだったら間違いなくおすすめできるといい店だと思う。
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